婚前契約が話題になっています。
婚前契約というのは、夫婦になる前に幸せな生活を送ることを前提として財産のこと、こどものこと、生活のこと、住居のことなどをあらかじめ話し合い、決めておくことで、結婚したあとのトラブルを極力回避するためのものになります。
男性と同様女性も社会的な立場を得るようにやっとなってきたことで、一方的な決めつけや家庭内暴力の火種になるのを防ぐことにも繋がり、一般的な考えとして定着してきました。
要約ポイント
- 婚前契約は結婚するにしたがって決めておくルール・契約書
- 女性の社会的進出が婚前契約の必要性が叫ばれてきたひとつの側面でもある
- 海外では特別なことではなく婚前契約はふつうのことのため国際社会化にもつながる
婚前契約は夫婦の間のルール

婚前契約は夫婦の間のルール
「婚前契約」は結婚するにしたがって決めておくルールのことで、家庭内の法律として機能させるものです。
なにかがあったとき、こうするようにしようとか、こういうものを購入するときは必ず話し合うとか、個人の価値観に委ねられがちなものを「婚前契約」でルール化しておきましょうというもの。
金銭やプライバシーに関することまで細かく考えるカップルも増えてきているのだとか。
ルールをつくることで夫婦のあいだに力関係がなくなり、公平な立場で結婚生活を送ることができるようになるのはいいことですよね。
婚前契約が増えてきた背景
婚前契約が増えてきた背景には、女性の社会的進出や立場の向上が、「必要性」が生まれた背景に感じます。
また、SNSで他の夫婦のやっている工夫、取り組みなどが簡単にシェアできるようになってきており、こういう「女性が身を守るためのもの」は広がりやすくもなっていますもんね。
まだ、男性側も面倒な判断に困らなくてすむということで受け入れる人がふえています。
海外の結婚前の事情
婚前契約は海外では特別なことではなくふつうのことのため国際社会化にもつながっていくでしょう。
海外では婚前契約書を「プレナップ」という名前で知られ、アメリカ・ヨーロッパの風習のひとつになります。外国人と結婚する場合もこの「プレナップ」に接することになるでしょう。
婚前契約のルールについては、関係が良好なうちに作るのがなによりも1番冷静になれますので、大切にしたいですね。
婚前契約のメリット
- 契約で重みが生じ、ルールをまもること=家庭をまもる意識が生まれる
- 明文化することでカーっとなったときも記憶に残り冷静になれる
婚前契約 内容

婚前契約 内容
婚前契約の内容は生活のこと、違反時のこと、お金のこと、こどものことなど多岐にわたります。場合によったり、国際的な状況によっては見直すためにはどうするか?といったきめごとも必要でしょう。
追加や削除はどうするか、書面で残したいことは書面を作成するなど、いろいろと駆使していくといいでしょう。
- 結婚後の日常生活に関したルール
- 夫婦それぞれのお金(財産の管理・処分する方法)
- 浮気や離婚時の財産分与や慰謝料などについて
ルールを運用するのは大変ですが、親がきっちりルールを守ってルールを運用していく姿をこどもに見せるのは教育にもつながるのでプラスになると想います。
グッとラック!でも話題に
グッとラック!でも「婚前契約」が話題になっています。
歌手のSILVAさんが取り決めた婚前契約は34条。
第7条「報告義務」には「個人使用目的か否かにかかわらず、2万円以上の物品・サービスの購入をする際には、事前に相互に協議するものとする」と、第24条「連絡・プライバシー」には「互いに、自身の帰宅時間を、毎日相手に連絡するものとする」
暗黙の了解でOKだったものをあえて文章にすることで、円滑な夫婦関係・家族関係が保たれていいですね。
まとめ
- 婚前契約は結婚するにしたがって決めておくルール・契約書
- 女性の社会的進出が婚前契約の必要性が叫ばれてきたひとつの側面でもある
- 海外では特別なことではなく婚前契約はふつうのことのため国際社会化にもつながる
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